徹夜で読んでしまった。

今日の作業は、玉ネギ苗の植え付けと米の脱穀


 昨夜徹夜で読んでしまいました。

大地 (ジュニア版・世界の文学 14)

大地 (ジュニア版・世界の文学 14)

 20世紀始めの中国農村における、ある男の一生の物語。土臭い。人間臭い。生活臭い。奴隷、飢餓、人間の欲望、えぐりだされてくるリアリティがすごいです。現代の価値観が相対的に見えてしまいました。

 ある人に薦められこの本も読んで感じましたが、

 一昔前、多くの人間は本当にこういう貧しくて素朴で、何も知らずに時代に翻弄されながら、本性むき出しに動物的に生きていたんだなあと思いました。

 今、時代の流れで田舎や農村にスポットライトが当たりつつあるけど、こういうのは強烈すぎて正直ちょっとヒイてしまいます。自分があの時代に生きていたらどうするか?どう生きるか?すごく厳しい問いを発してくる作品でした。